1996-08-19 ArtNo.7257
◆<星>ソニー、PC用ブラウン管製造に20億円以上投資
【シンガポール】ソニーは20億円(S$2610万)以上を投じ、シンガポールでコンピューター用ブラウン管を製造する。
ソニー・ディスプレー・デバイス・シンガポール(SDS)は、トゥアス工場に生産ラインを増設、来年第2四半期から製造を開始する。ソニー・インターナショナルのスポークスマンによると、SDSは現在生産ライン3本で年間600万台のカラーTVモニターを製造しており、第4生産ラインを設けるゆとりがある。新生産ラインはソニー独自のトリニトロン・ブラウン管を年間100万台製造する能力を備える。製品は英国、米国、日本の自社モニター工場やOEM顧客等に供給される。コンピューター用ブラウン管需要は急速に拡大しており、既にTV用カラー・ブラウン管を製造しているSDSが、コンピューター・モニター用ブラウン管の製造を手掛けるのは自然の成りゆきで、より高度な技術を要する後者のマージンはTV用を上回ると言う。これによりSDSのシンガポールにおける投資は5億2600万Sドルに拡大する。(BT,LZ:8/17)
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