1996-08-17 ArtNo.7247
◆<馬>イングレス、カタヤマ・コーギョーと合弁でタイ進出
【ニライ】自動車部品モールド及びウェザーストリップの製造を手掛けるイングレス・エンジニアリングSdn Bhdは、急成長するタイ自動車市場を開拓するため、来年末までにタイに工場進出する。
イングレスのアブドル・ワハブ重役(MD)が、アンワル副首相を招き15日催されたニライ工場の開所式後語ったところによると、同社はタイ進出に際しても、マレーシアにおけると同様、カタヤマ・コーギョーと提携する方針だ。また目下現地パートナーを物色している。当初1100万Mドルが投じられ、来年9月の操業開始が目指される。初年度にはマツダ/フォード・カー向けに5種類のドア部品を月間7500~1万台分製造、フル操業時には、同社営業額の30%に貢献する見通しだ。イングレスはまたインドネシアへの進出も計画している。
ニライ工場はプロトン及びプロドゥア向けにウェザーストリップ・モールディング関連の35種類の部品とドア・サッシ用の10種類の部品を製造している。またラムリ・ムサ会長によると、インフラ整備や機械設備にこれまでに5400万Mドルを投資、現在の年産能力は25万セットで、さらに50万セットまで拡張できる。今年の年商は昨年の2倍の3900万Mドルと見込まれている。(MBT,STAR:8/16)
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