1996-08-17 ArtNo.7242
◆<星>ホンリョン、河南省で冷蔵庫圧縮機を合弁製造
【シンガポール】ホンリョン・コーポレーション(45%)が河南省当局と合弁で新郷市に設立した新飛電器有限公司(Henan Xinfei Electric Co.)は10億元(S$1.724億)を投じ冷蔵庫用コンプレッサーの製造に乗り出す。
ホンリョンと新飛が15日共同記者会見したところによれば、冷蔵/冷凍庫の製造で既に中国第2位にランクされる新飛は、今回の投資により3年内に国内最大、世界的にも第5位の冷蔵/冷凍庫メーカーになることを目指す。第1期工事(7億5000万元)は来年1月に着手、1998年に操業を開始、年間100万台のコンプレッサーを製造する。第2期工事は2000年に完成し、さらに100万台の年産能力が追加される。
コンプレッサーの独自製造により新飛は冷蔵庫1台当たり200-300元コストを削減でき、製造能力の拡大も図れる。今年の冷蔵庫生産台数は120万台、国内市場の13.8%のシェアを占める見通しだ。特にCFCフリー冷蔵庫に関しては53%のシェアが見込める。生産台数は来年150万台、2000年には200万台に拡大される。現在100%CFCフリーの製品は全体の55%だが、来年4月までには全製品がCFCフリーとなる。同社は目下日本、米国、欧州の冷蔵庫コンプレッサー・メーカーと商談を進めており、この内の1社をコンプレッサー製造事業のパートナーにする計画だ。1994年に操業を開始した新飛の累積投資額は6億6800万元で、今年の営業額は24億元、純益は昨年比25%増の3億元と見込まれている。(ST,BT,LZ:8/16)
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