1996-08-16 ArtNo.7235
◆<馬>IBM、スーパーコンピューター販売2契約獲得
【クアラルンプル】IBMは今年に入って以来、地元研究機関と石油/ガス関連会社にスーパーコンピューターを売り込み、目下もう1社と最終段階の交渉を進めている。
IBMマレーシアのスポークスマンによると、RISCシステム/6000SP(SPマシーン)の納入据えつけに関わるこれら2件の契約はいずれも2月に調印されたもので、今年末までにシャー・アラムとサラワク州の顧客に納品する。IBMパワー2チップを装備したCPU(中央処理装置)を8~512搭載したSPマシーンは一般用途向きで、データ測定、サーバー統合、SAP/R3、インターネット・サーバー、テクニカル・パラレル・アプリケーション、科学研究等に利用できる。当該研究機関は多目的コンピューティング・ラボの開設を計画、またマルチメディア・スーパー・コリドー事業への参画を目指し、センター・オブ・イノベーションの設立を準備している。IBMはヒューレット・パッカード、ディジタル・イクウィップメント、サン・マイクロシステム、Convex等との競争に勝ち、同契約を獲得した。IBMは今年6月までに2万ユニットに及ぶCPUを搭載した2000台のSPシステムを出荷しており、今年末までにマレーシアで更に4~5件の契約獲得を目指している。来年のマレーシアでの売上は100%以上の成長が見込めると言う。(コンピュータイムズ:8/15)
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