1996-08-16 ArtNo.7228
◆<馬>国王子息経営のSTI、M$87億タタール事業権益獲得
【クアラルンプル】トゥアンク・ジャアファル国王の長子プリンス・ナクイユディン氏と弟のイムラン氏に率いられるSTIコープSdn Bhdと姉妹会社のプトゥラKhyraグループは14日、ロシアの自治共和国タタルスタンと総額87億Mドルにのぼる各種民営化プロジェクト契約に調印した。
タタルスタンのRavil Mouratov第1副首相及びRashid Akhounov外相と関係契約に調印後記者会見したSTIのイムラン会長によれば、これらの事業には以下のプロジェクトが含まれる。
☆カザンにおける4万haの複合不動産開発、予想売上30億Mドル。☆ライブ・ショー施設/マレーシア式レストラン/カジノを含むカザン・スポーツ・クラブ、予想売上4億Mドル。☆タタルスタン証券取引所の開設、予想出来高代金13億Mドル。☆国営保険会社の民営化、予想売上2億Mドル。☆カザン光学工場の民営化、予想売上3億Mドル。☆カザン・ヘリコプター製造工場の民営化、予想売上10億Mドル。☆電気通信局タタルスタンコムの民営化、予想売上20億Mドル。☆水処理/上水道事業の民営化、予想売上5億Mドル。
STIは目下これらの事業に相応しい経験、ノーハウを有するパートナーを物色しており、パートナーはマレーシア企業である必要はないと言う。一方、Mouratov第1副首相は、創設されるタタルスタン証券取引所はマレーシア企業がタタール企業を買収後、クアラルンプル証取(KLSE)に上場させる理想的なプラットフォームになるだろうと指摘した。(NST,MBT,STAR,ST,BT:8/15)
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