1996-08-15 ArtNo.7221
◆<緬>マレーシア商工会議所会長、労働集約産業の移転激励
【クアラルンプル】マレーシア全国商工会議所(NCCIM)のヤハヤ・アハマド会長は13日、ミャンマーは労働集約産業の潜在的移転先であり、同国市場の開拓に一層力をいれるべき時機が到来していると、マレーシア業界リーダーを激励した。
タン・シュエ国家法秩序回復評議会議長兼首相に率いられるミャンマー代表団の歓迎宴の席上、ヤハヤ氏が語ったところによれば、ミャンマーは1990年に外国投資法を施行しており、一層の市場開放により競争が過熱する以前に、マレーシア業界は同国市場における地歩を固める必要があると言う。一方、この日キン・ニュン国家法秩序回復評議会第一書記と会見したアンワル副首相兼蔵相は、ミャンマーの市場経済導入、取り分け金融システムの改革にマレーシアが協力する用意があると約束した。これに対してキン・ニュン中将はミャンマーが経済建設面でマレーシアをモデルにする考えを明らかにした。またミャンマーのオン・ジョー外相は歓迎宴の席上、来年にもASEANへの加盟を目指すミャンマーはアセアン自由貿易地域(ASTA)の規約に従い、国内市場を開放する用意があると語った。同相はまたミャンマーにおいては個人が政治的な役割を演じる余地はなく、スー・チー女史に率いられる国民民主連盟が対等な立場で新憲法立案を手掛ける国民会議へ復帰することは認められないと指摘した。(MBT,STAR:8/14)
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