SEAnews 1996-08-15 ArtNo.7209

【シンガポール】ヤオハン・グループ傘下のインターナショナル・マーチャンダイズ・マートLtdが75％所有するセスダック登録のＩＭＭマルチエンタープライズLtd(IME)は、シンガポール小売市場からの撤退を決めた米系ディスカウント・ショップ、Ｋマートからマリーナ・スクウェアの10万平方フィートの店舗スペースとセンチュリー・スクウェア(ﾀﾝﾋﾟﾆｰｽ)の店舗スペースの一部(2万平方ﾌｨｰﾄ)を引き継ぐ。
マリーナ・スクウェアの店舗には300万Ｓドルが投じられ、年商5000万Ｓドルの達成が目指される。同店にヤオハンの名称を用いるかどうかはなお検討中。センチュリー・スクウェアの店舗にはＩＭＥ子会社のヤオハン・ベスト・エレクトリカルが出店する。後者は家電チェーンのベスト・コネクションを経営している。同店への初期投資は100万Ｓドル、年間売上は2000万Ｓドルが見込まれている。両店とも11月にオープンする予定だ。
一方、ＩＭＥのサトウ重役(MD)によると、駐車場から店舗スペースに改装されるギーアン・シティー5階の15万平方フィートの内5万平方フィートを借り受け出店することも計画されており、目下賃貸交渉が進められている。同スペースを獲得できた場合、11月のオープンが目指されるが、高島屋地階のベスト・コネクションは来年の旧正月まで営業を続けると言う。(ST,BT,LZ:8/14)