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1996-08-14 ArtNo.7194
◆＜星＞製造業成長率６．３％に大幅鈍化
【シンガポール】シンガポールの今年第2四半期の製造業成長率は、第1四半期の13.9％から6.3％に半減した。
通産省の報告によれば、製造業成長の鈍化は同部門の生産高の44％を占める電子部門の世界的な不振に伴うもの。国際電子産業の今年の成長率は当初予想された15％をかなり下回りそうだ。特に今年のＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)需要の予想伸び率は当初の25％から20％に下方修正されたが、周辺機器や部品の主要サプライヤーのシンガポールはその影響を免れることはできない。
製造業トップ10業種の第2四半期の成長率を見ると、電気製品11.8％、金属製品－0.5％、運輸機器－11.4％、機械14.6％、石油製品13.6％、塗料／医薬品12.0％、印刷出版1.2％、工業化学1.2％、電機－5.4％、プラスチック製品－5.0％、総合6.3％。
世界的な電子業況の不振は、域内貿易や運輸／通信事業の成長鈍化ももたらした。第2四半期の運輸通信部門の成長率は前期の10.5％から8.4％に、商業部門は9.5％から5.7％に、中継貿易は16％から8.5％に、建設部門は23.6％から14.2％に、金融／ビジネス・サービス部門は8.4％から6.5％に、それぞれ成長速度を鈍化させた。金融サービスに限って見ると、その成長率は6.1％から3.2％に減速したが、資本市場／金融商品・デリバティブ取引等の非伝統的なバンキング活動を含めると、成長率はほぼ10％に達したと言う。(ST,BT,LZ:8/13)
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