【バンコク】ナショナル・ファティライザー(NFC)は今月末にもタイ工業団地局(IEAT)と、ラヨン省Map Ta Phut工業区における35億バーツ深水港開発プロジェクトの第2期工事契約に調印する見通しだ。
NFCのナト・チャモラマン社長によると、同社はサイアム・セメントと60:40の出資率で新会社を設立し、新港の経営に当たる。1998年に操業開始を予定する新港は載貨重量6万トンクラスの船舶6隻が同時に着岸でき、また600万トンのバラ荷を処理できる。今年末の第1期工事完工時点では6万トン・クラスの船舶1隻の着岸と、70万トンのバラ荷処理が可能になる。NFCは目下、第1期工事を請け負ったノルウェー企業Selmerと第2期工事機械設備の設計交渉を進めている。NFCは今年末にも総額20億バーツにのぼる機械設備の納入入札を募集する計画と言う。(BD:9/12)