SEAnews 1996-08-13 ArtNo.7180

【シンガポール】テクノロジー・パークス(ﾃｸﾊﾟｰｸｽ)はカキブキに来年4月に完成予定の7階建て、床面積3万1000平米の賃貸工場“テクリンク”の売出しを開始した。
ジュロン・タウン公社(JTC)の完全出資子会社テクパークのチョン・シアチン重役(MD)によると、クリーンな軽工業、特に既存のディスク・ドライブ・メーカーや将来のウエハー製造会社に高付加価値の支援サービスを提供するような企業がターゲットとされている。テナントは147～6000平米のユニットを月額平米当たり35.50～37.70Ｓドルで賃借できる。また別棟には600シートのカフェテリア、エグゼクティブ・ダイニングルーム、チャイルドケアー・センター、クリニック、ファンクション／セミナー・ルーム、多目的レクレーション・コート等の設備が備えられ、テナントの利用に供される他、メンテナンスやサーポート・サービスも提供される。カキ・ブキ・クレセントに位置するテクリンクのテナントは、また周辺のタイセン、カンポン・ウビ、ユノス、ブドの倉庫施設にも容易にアクセスできる。テクリンクはカキブキの6万平米の土地に開発中のテクパークの第3期事業で、第1期、第2期、第4期工事の90％は既に売約済みとなっている。これらは、4／5階建てテラス工場28棟、5階建てセミディタッチ工場6棟から成り、いずれも60年地権付き。テクパークはまたファースト・キャピタル・コーポレーション及びウォーターバンク・プロパティーズ(ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ･ﾊﾞｽ･ｻｰﾋﾞｽ子会社)と合弁で、テクリンクの隣接地に工場ビルを建設している。(ST,BT:8/12)