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1996-08-12 ArtNo.7170
◆<馬>KTM、シーメンスと信号システム等の製造で合弁
【クアラルンプル】KTM(マラヤ鉄道)Bhdは8日、スイス拠点のシーメンス・インテグラ・トランスポーテーション・システムズAG(SITS)と30:70の出資率で、払込資本500万Mドルのシーメンス・インテグラ・トランスポーテーション・システムズSdn Bhdを設立、信号/通信機器、インターロッキング・システム関連装置等を製造する合弁協定を結んだ。
SITSのJoseph Leimgruber重役(CEO)が調印式の席上語ったところによると、インターロッキング・システムは製造に着手する前に技術移転を必要とし、また実際に契約を獲得した後で初めてマレーシアでの製造が可能となる。SITSはエクスプレス・レール・リンク(ERL)プロジェクトを受注したコンソーシアムの一員で、同プロジェクトがインターロッキング・システム関連装置の製造につながる可能性もある。また東南アジア諸国への製品輸出が可能で、目下タイに7件、ミャンマーに3件、ベトナムに1件、この種のシステムを納入する初歩的な商談が進められている。信号/インターロッキング・システムの2000年時の売上は5000万Mドルと見積もられ、国内売上と輸出が半々になる見通しだ。製造業務にはカジャンの既存施設が利用されるが、必要が有れば、他所に移転する。またクアラルンプルはASEAN地域の鉄道信号装置コンピテンス・センターの役割を務める。 一方、シーメンス・エレクトリカル・エンジニアリングSdn BHdのChristian Urbanke重役(MD)がこの日語ったところによると、シンガポールと中国の昆明を結ぶトランス・アジア・レール・リンクに関する研究に既に着手したシーメンスは、同研究を長期的に継続する方針だ。同社は世界最大規模のプロジェクトへの参画に大きな関心を寄せていると言う。(NST,MBT,STA:8/9)
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