SEAnews 1996-08-12 ArtNo.7169

【クアラルンプル】マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コープSdn Bhd(MTDC)はレーザー・コンパクト・ディスク(LCD)や高性能バッテリーの最新技術を手に入れるため多国籍企業との提携関係を構築している。
ＭＴＤＣのアヌアルＭｄノール重役(CEO)が9日催されたＭＴＤＣ－Ｈ＆Ｑ第4回年次テクノロジー会議の開幕式に出席後語ったところによると、海外投資事業を担当する新子会社マレーシアン・オーバーシーズ・テクノロジー・コープSdn Bhd(MOSTEC)は既に2コンソーシアムに第1段階の技術買収を提案している。ＭＴＤＣは第7次マレーシア計画下の6500万Ｍドルの予算の内4000万ＭドルをＭＯＳＴＥＣに注入する。ＭＯＳＴＥＣは当該ベンチャーを進める上で1億Ｍドルの資金を必要としており、6000万～8000万Ｍドルをパートナーから調達する方針だ。ＭＴＤＣは同計画を進めるため、シリコン・バリーや日本拠点の企業リストを作成しており、これらの企業はマレーシアへの事業所の開設に関心を示している。地元パートナーにはサイム・ダービーやガスリーの他、関係技術に長期投資を行っているものが含まれる。目下コンソーシアム組織の最終的な調整が進められており、優良なパートナーさえ見出されれば、5000万Ｍドルでも拠出する用意がある。
政府投資会社カザナ・ナシオナルBhdを初めとする17パーティーが出資するＭＴＤＣはこれまでにベンチャー・キャピタル・プロジェクトに1億2000万Ｍドルを投じてきたと言う。(STAR:8/10)