1996-08-10 ArtNo.7162
◆<比>ナショナル・スチール、不動産部門をスピンオフ
【マニラ】ナショナル・スチール・コープ(NSC)はその不動産部門をNSCプロパティーズ・インクとして独立させる。
NSCが7日発表したところによれば、これによりマレーシアのウィン・ティエック・ホールディングズBhdが最大75%のNSCの権益を握れるようになる。NSCはNSCプロパティーズ・インクの40%の権益を維持し、残りはフィリピン企業に売却する。フィリピンの法律では土地財産を有する企業の外国人持ち株は最大40%に制限されている。一方、NSC取締役会はリサリノ・ナバロ元工業相を会長に選出した。NSCはこれにより1998年に株式を公開し、証取に上場する準備が整う。NSCは、今年上半期に64億ペソ(M$6.4億)の売上をあげたが、世界的な鉄鋼価格の値下がりで、3億4800万ペソ(M$3480万)の純損失を計上した。(STAR:8/8)
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