1996-08-10 ArtNo.7160
◆<馬>豪州閣僚、警備艇建造契約獲得目指しロビー外交
【クアラルンプル】オーストラリアのビショップ国防産業/科学/人事相は7日、マレーシアのラフィダ通産相と会談、オーストラリアの国防工業会社トランスフィールドによるマレーシア海軍の沿岸警備艇建造契約獲得の援護射撃を行った。
同会談後記者会見したビショップ女史は、オーストラリアは国防産業振興の上からトランスフィールドの契約獲得に期待を寄せていると語った。それによると、オーストラリア政府はトランスフィールドの入札と、技術移転コンセプトを支持している。同女史は月曜にハミド・アルバル国防相と会談した際も技術移転を保証するとともに、トランスフィールドの入札を支持する政府の立場を確認した。
ビショップ女史はアレクサンダー・ダウナー外相に率いられるミッションの先陣を務めた。水曜、4日間の日程でKL入りしたダウナー外相は7日にマハティール首相と会見、8日にはマレーシア外交問題研究所主催のセミナーで“オーストラリア/マレーシアの2国間関係:よりよい未来のための協力”と題して講演した。ダウナー外相は、今年3月マハティール首相がジョン・ハワード自由党政権誕生直後のオーストラリアを初訪問して以来、マレーシアを訪れた4人目のオーストラリア政府閣僚と言う。(BT:8/8,ST:8/9)
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