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1996-08-10 ArtNo.7156
◆<馬>M$40億、2石炭発電所建設計画
【クアラルンプル】クダ州ヤンとペラ州ルムに40億Mドルを投じ各1000MW(メガワット)の2石炭発電所を建設することが計画されている。
消息筋によれば、これら2発電所は2000年以降の電力需要に応じるもので、2002年乃至2003年の稼働が予定されている。内クダ州の発電所はアンタ・ホールディングズBhd(AHB)が、ペラ州のそれはトゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)がそれぞれ経営することになる見通しだ。
アナリストによれば、現在TNBと独立電力供給業者(IPP)5社の総発電能力は1万1135.5MWで、これに対して国内電力消費量は7250MW、更にバクン・ダムの2400MWの発電能力が加われば、2000年までの需要に十分応じられるだけでなく、50%の余力が生じることになる。しかし国内需要は2000年の1万3600MWから2003年の1万6024MWに拡大、たとえIPP2社の複合サイクル化に伴う440MWの追加能力を計算に入れても、理想的な電力供給余力を維持できなくなる。理想的な電力供給余力についてはTNBが25~30%の水準と見ているのに対し、マレーシア政府は30~35%を理想的としている。
また同期間にはTNBのポート・ディクソン発電所(22年)、パシル・グダン発電所(13年)、プライ発電所(20年)等も、技術的には使用に耐えるが、効率の上から更新期を迎えるものと見られる。(STAR:8/8)
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