1996-08-08 ArtNo.7141
◆<馬>首相、アンワル副首相の後継能力に信頼
【クアラルンプル】マハティール首相は、アンワル副首相が与党統一マレー国民組織(UMNO)内部に如何なる不良な影響を及ぼすことなく首相の地位を継承することができると見ている。
マハティール首相は、6日夜テレビ/ラジオを通じて全国に放送された首相在任15周年を記念するマレー語紙ウトゥサン・マレーシアのインタビュー番組の中で、アンワル副首相のスタイルは自分とは異なるが、自分がこれまで推進してきた全ての政策が継承され、また自分が無理矢理首相の座から下ろされるようなことがないと信じていると語った。アンワル副首相の忠誠に疑いを抱いたことがないかとの質問に、首相は「継承者を信頼しないなら、意志の疎通を保つことは困難」と述べるとともに、「UMNOの立場は首相の個人的立場を反映しているだけでなく、会議を通じたコンセンサスに基づくもので、アンワル副首相の時代もこうした伝統は維持されるだろう」と語った。 子息の参政問題及びビジネス活動に触れ、子息の1人が政治に関心を抱いていることを明らかにした首相は、「それは彼ら個人の問題で、自分は何も援助しないが、阻止することも不公平だ。もし自分が息子を政治家に仕立てようとしていると考えるものがあるとすれば、それは誤りだ」と述べた。また子息がビジネスを手掛ける際には、できるだけ政府と関わりをもたないよう希望するとの考えを語った。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:8/7)
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