1996-08-08 ArtNo.7138
◆<星>触媒メーカー、US$8000万追加投資検討
【シンガポール】CRIクライティリオン・マニュファクチュアリング・シンガポールPte Ltd(CMMS)は6日、トゥアスに2500万Sドルを投じて設けた触媒工場の開所式を催すとともに、8000万米ドルを追加投資して製造能力を拡張する可能性を明らかにした。
シェルの完全子会社CRIインターナショナルとクライティリオン・キャタリスト・カンパニー(シェルと米系サイテック・インダストリーズの対等出資会社)の50:50の合弁に成るCMMSのデーブ・ウッド重役(MD)がこの日語ったところによると、同社のフレッシュ触媒製造施設は域内顧客の需要に迅速に応じることを可能にし、使用済み触媒の再生施設は域内製油所の採算性達成期間を短縮する。同社の手持ち契約は来年半ばまでのフル操業を約束しており、こうした注文は日本、韓国、サウジ・アラビア、クウェート、東南アジア諸国からのものである。
目下域内には新たな製油所が続々誕生、エネルギー需要も急増しており、同社は当初域内需要を50%ほど過小評価した嫌いがある。このため当面600万Sドルを投じて使用済み触媒の再生装置を2倍に拡張、また新サービスも導入する。同計画は既に取締役会の認可を得ており、明年中に新設備が稼働する。この他8000万米ドルを投じた大規模な拡張も検討中だが、なお初歩的研究段階に有り、取締役会の認可も得ていないと言う。(ST,LZ:8/7)
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