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1996-08-07　ArtNo.7128

【クアラルンプル】アナリストらは5月に生じたポジティブな貿易動向が今後維持され得るかに懐疑的だ。
ＭＢｆユニット・トラスト・マネージメントのエコノミストによると、政府が予想する今年通年の貿易赤字72億Ｍドルは月間にして平均6億Ｍドルだが、今年初5カ月の平均は2億7000万Ｍドルと、同レベルを遥かに下回っている。昨年の月間平均赤字は8億Ｍドルだた。輸出総額の30％を占める電子関連機器の今後数カ月の動向が注目されるが、中間原料のプロセッサーやチップの輸入の伸びは昨年同期の64％から僅か3.3％に鈍化している。電子機器輸出は依然として堅調な伸びを見せているものの、これは手持ち受注がなお存在するためで、中間原料輸入の伸びの鈍化は、電子機器輸出の堅調な伸びが持続し得ないことを示している。また輸入成長の鈍化は主に円の軟化に伴うもので、構造的な問題はその実改善していないと言う。(STAR:8/6)

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