1996-08-07 ArtNo.7126
◆<馬>P.K.エレ、PC緊急電力供給装置の輸出拡大目指す
【クアラルンプル】スルンバン拠点のP.K.エレクトロニクス・インダストリーズBhd(PKEIB)は、コンピューター用電力バックアップ・システムのUPS(アンインターラプテッド・パワー・サプライ)、取り分け最新のUS9000シリーズにより、同社の製品輸出比率が現在の50%から1998年には90%に拡大するものと期待している。
PKEIBの創設者、ロー・ピットキン重役(ED)が5日催された、“コモンウェルス・ゲーム98”に対するUPS納入契約調印式後語ったところによると、同社は現在東南アジア及び欧州市場に製品を輸出しているが、近く南ア、中国、米国市場にも進出する。US9000は停電時に15~30分間の電力供給を維持し、重要データの消失を防止する。同システムは顧客の予算の範囲内でアップグレードできる。この種のバックアップ・システムは米国製や台湾製との競争に直面しているが、全てのコンピューターに対応したUS9000は、世界市場におけるニッチを確保できる見通しだ。同製品は去る3月ドイツにおけるCeBIT96展示会でデビューを飾ったが、PKEIBは、今後さらに台湾、中国、香港、南ア等の展示会にも出展する計画だ。目下同社は政府部門やテレコミュニケーション会社と商談を進めており、各契約の規模は500万~1000万Mドルにのぼる。このため1997年6月期にはUPSだけで7000万Mドルの売上が見込まれている。この日の契約の下、PKEIBはコモンウェルス・ゲームに関わる70のネットワークにリンクした2000台のコンピューターに2000~3000ユニットのUPSを納入・敷設すると言う。(STAR:8/6)
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