1996-08-07 ArtNo.7125
◆<馬>ムヒバ、空港昇降ブリッジ市場の60%シェア目指す
【クアラルンプル】ムヒバ・エンジニアリング(M)Bhdは向こう2年間に東南アジアの空港昇降ブリッジ市場の60%のシェア獲得を目指している。
ムヒバのデービッド・モス課長(ビジネス開発担当)によると、ムヒバが1994年にスペイン系のTechnologica Europeca Aplicada Al Movimiento S.L.(TEAM)と60:40の合弁で設立したムヒバTEAMはクラン工場で伸縮可能なガラス製昇降ブリッジを製造している。同ブリッジの製造には1基延べ4000労働時間を要し、平均価格は90万Mドル。東南アジア市場の60%のシェアを占めるには年間20基の契約を獲得、内12基を輸出する必要がある。
同社は目下国内の2国際空港と合計6基の納入契約交渉を進めており、向こう2週間以内に妥結にこぎ着けたい考えだ。既にタイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ドゥバイから引き合いを得ており、ドゥバイ国際空港に42ブリッジを納入する入札資格も獲得している。ムヒバTEAMは3カ月前にオーストラリアン・エアライン・サポート・インダストリーズを買収したが、後者は現在ムヒバ・エアライン・サポート・インダストリーズSdn Bhdに社名を変更、支援サービスを提供している。
ムヒバ・エンジニアリングの営業額は一昨年の1億5170万Mドルから68.1%増の2億5490万Mドルに達した。国内初のISO9002認定を受けた同社はカンボジアのポンチェット国際空港の20年民営化契約も獲得、またオーストラリア企業Favelle Favco Cranesと提携し、後者の建設用大型クレーンの製造輸出も手掛けている。(STAR:8/6)
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