1996-08-07 ArtNo.7123
◆<馬>プルリス州に年産280万トンの新セメント工場建設
【クアラルンプル】プルリス州のアブドゥル・ハミド・パワンテ前首席大臣と地元上場企業ビルドコンBhdの30:70の合弁会社トゥガス・スジャトゥラSdn Bhdに率いられるコンソーシアムが新設したストレーツ・セメントSdn Bhdは、プルリス州クアラ・プルリスに国内最大規模を誇る年産280万トンのセメント工場を建設する。
ストレーツ・セメントSdn Bhdのアブドゥル・ハミド会長が5日催された関係出資契約調印式後語ったところによると、新工場は今年末に着工、1998年下半期の完工が目指され、少なくとも14億Mドルが投じられる。これには工場自体の建設に必要な11億8000万Mドルの他、プルリス州における製品積み出し/原料陸揚げ用埠頭の建設と、ポート・クランのウェスト・ポートにおけるセメント陸揚げ用ターミナルの建設コストが含まれる。新会社の当初資本金は4億2500万Mドルで、トゥガスが57.5%、ドゥタ・ビューSdn Bhdが22.5%、ナムファット・コープBhdが10%、韓国のトンヤン(東洋)セメントが10%出資する。製品は当初国内市場に供給され、その後輸出市場の開拓も目指される。現在国内のセメント製造能力は年間1050万トン、需要は1300万トンで、少なくとも年間200万トンのセメントが輸入されている。供給不足は2000年には500万トンに達するものと予想される。
ストレーツ・セメントはまた200ha以上の面積をカバーする石灰岩採石場も経営する。同採石場は少なくとも向こう80年間の需要に応じられると言う。(MBT,STAR
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