|
1996-08-07 ArtNo.7118
◆＜星＞ＮＣＢ、ジンティックと後方支援業務改善計画推進
【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)はジンティック製造技術研究所と共同で当地企業の後方支援部門を調査するとともに、情報技術(IT)の応用により同部門の生産性及び競争力の強化を目指す。
ＮＣＢの丘維廉企業計画主任が先週催されたロジスティクス関連セミナーに出席後語ったところによると、同局とジンティックは昨年末に専門委員会を設け調査を開始した。ジンティックは総合研究を担当、ＮＣＢはインターネットの利用や当地と世界各国の製造業者／サプライヤー／顧客との情報交換を支援する。ジンティック幹部によると専門委員会は、米国、日本、ドイツ等の管理水準やその他のデータを比較し、シンガポールの長所と弱点を把握、今年11月までに調査報告書を完成させる。
ますます多くの多国籍企業がシンガポールに営業本部を設けるようになる中で、後方支援業務はシンガポールの競争力の重要部分と成っている。シンガポールには現在3400社の倉庫ロジスティクス企業が存在し、雇用総数は3万人以上、昨年の営業額は2億Ｓドルを超えた。今年はさらに20％の成長が見込まれている。ロジスティクス部門の昨年の固定資産投資は6億5000万Ｓドル、総支出は2億Ｓドルで、これらの投資が実を結べば、新たに2億9000万Ｓドルの付加価値が製造され、1500人分の就業機会も創出される。目下ＮＣＢとジンティックの調査にはソニー、ＩＰＣ、フィリップスの他、ロジスティクス、運輸、倉庫関連会社が参加していると言う。(LZ:8/6)
|