1996-08-06 ArtNo.7113
◆<泰>2000年の熱延鋼板需要730万トン:NSM
【バンコク】新たな自動車製造計画で、タイ国内の熱間圧延鋼板需要は今年末時点の年間300万トンから2000年には730万トンに拡大する見通しだ。
NTSスチール・グループ傘下のナコーンタイ・ストリップ・ミル(NSM)は、これに伴い2000年には140万トンの供給不足が生じると予想している。一方、金融/証券会社パトラ・タナキットは、向こう4年間の熱延鋼板需要は国内冷間圧延工場5社が必要とする370万トン、鋼管製造のための110万トン、冷間圧延製品のための93万6000トン、コンテナ製造用の17万6000トン、ガス・シリンダー製造用の7万4000トンと報告している。
NTSスチールのサワスディ・ホルンルアン会長によると、向こう2年間に操業を開始するフォード/マツダ、GM、イスズの工場だけで年間100万トンの熱延鋼板を必要とし、同需要は自動車の生産台数の拡大に伴いさらに増加する見通しだ。NSMの年産150万トンの熱延鋼板工場は8月にオープン、当初稼働率は50%に設定されている。同社は冷延業者に最終的に330万トンの製品納入を目指し交渉を進めていると言う。(BD:8/5)
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