1996-08-06 ArtNo.7107
◆<馬>マイクロソフト、MSCでのソフト開発の意思否定
【クアラルンプル】マイクロソフトは、OS(オペレーティング・システム)やアプリケーションの開発を米国本部以外の地に移す考えはないと言う。
マイクロソフトの地域業務担当取締役に就任したジョン・ロアー氏によると、例えばウィンドウズの次ぎのバージョン開発を担当するプログラマーらをマレーシアのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に配置すると言ったことは同社の戦略にそぐわない。域内スタッフはマーケッティング以外に、マイクロソフトのアプリケーションやソフトウェアー・デベロプメント・ツールの利用に関するトレーニングを重点的に手掛けることになる。何故ならマイクロソフトはパートナーを通じて製品を販売するため、この種のトレーニングは欠かせない。
マイクロソフト・コープが東南アジア本部の開設を計画した当初、選択肢はシンガポールとクアラルンプルの2カ所だったが、最終的に低コストとMSCの魅力からKLを選んだ。同社は既存の40人のスタッフ以外に地域本部設置初年度に25~30人を新規雇用する計画と言う。(BT:8/5)
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