1996-08-06 ArtNo.7106
◆<星>ホライズン、マルチメディア技術を学生に売り込み
【シンガポール】地元マルチメディア企業ホライズン・テクノロジーズは、国家コンピューター局(NCB)の支援下に米国マクロ・メディア・インクの教育用マルチメディア・ツール・パッケージを低価格で当地の学生に提供する。
マクロメディアのジョン・コリガン会長が先週催された、“マルチメディア・フューチャー・パック”の発表会で語ったところによると、パッケージにはアーサーウェアー、ディレクター、フリーハンド、E3D等、同社製の最新グラフィック・ツール及びウェブ・デザイン・ツールが含まれている。これにより学童は独自のウェブ・ページやその他のアプリケーションを制作することができる。また去る7月29日に発表されたばかりのショックウェイブ・オーディオ・ダウンロード技術もパッケージに含まれており、ユーザーはファイルをダウンロードする以前にCDクオリティーの音響効果を楽しめ、音響付きEメールを送付することもできる。また教師は同パッケージを利用して教材や教育プログラムをデザインできる。
ホライズンのン・ジュイピン会長によれば、この種のパッケージの価格はこれまでなら6000Sドルはしたが、ホライズンはNCBの補助も得て僅か250Sドルで提供する。加えて米国で訓練された指導員による訓練コースも設けられ、コース参加料は児童が110Sドル、大人が170Sドル。
NCBのスティーブン・ヨー主任(CEO)によると、以上のプログラムは教育システムにマルチメディア教材を導入するNCBのプログラムに沿ったもので、その目的はできるだけ早期にマルチメディアの技術訓練を施し、マルチメディア・タレントのプールを拡大することに有ると言う。(BT:8/15)
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