1996-08-05 ArtNo.7095
◆<馬>電子産業不振の影響は軽微:通産相
【ジョホール・バル】ラフィダ通産相は2日、マレーシアが世界的な電子産業不振の深刻な打撃を被りつつあるとの懸念を打ち消し、マレーシアの電子産業は調整期を迎えているだけで、景気不振の影響は軽微であると指摘した。
この日、当地で催されたセミナーに出席後記者会見した通産相によると、一部の企業は労働集約部門から資本/技術集約部門に、低付加価値製品から高付加価値製品への転換を迫られており、一部の企業はマレーシアにおける製造活動を停止、より労働コストの低い国に移動しているが、幸いなことに、解雇された労働者は容易に新たな職を見出している。その実政府は労働集約型の低付加価値製造業務を奨励していない。こうした調整はマレーシア電子産業の国際競争力を高めることにつながるという。通産相はまた欧米市場にのみ依存せず、中央ヨーロッパ等の新たな市場の開拓を図るよう業界を激励した。(NST,MBT,STAR,BT,LZ:8/3)
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