1996-08-05 ArtNo.7092
◆<馬>MSE、M$40億沿岸巡視艇建造契約獲得目指す
【ジョーホール・バル】マレーシア海軍の沿岸巡視艇27隻(OPVS)の建造に関わる総額40億Mドルと見積もられる契約の入札を巡り、これまでに内外の造船会社7社が事前選考を通過している。
マレーシア・シップヤード・アンド・エンジニアリングSdn Bhd(MSE)のK.イシタニ重役(CEO)が2日語ったところによれば、これら7社にはMSE、サバ・シップヤード・アンド・エンジニアリングSdn Bhd、ドイツのBremer Vulkan Marine Schiffbanから成るコンソーシアムが含まれ、これらの企業は今後更に3社にまで絞り込まれる。入札条件の1つには巡視艇はマレーシア国内で製造されねばならないと言う1項が含まれているが、MSE、サバ・シップヤード、ルム・ナーバル・シップヤードの3社のみがOPVSの建造に関与することを認められた地場造船会社で、同カ条はMSEに有利になる。MSEとしては誰が契約を獲得しても、パイの一部、できれば大きめのパイの分与にあずかることを欲していると言う。イシタニ氏は2日催されたマレーシアン・インターナショナル・シッピング・コーポレーション(MISC)の669TEU(20フィート・コンテナ換算単位)コンテナ船の進水式後以上の消息を語った。同社はMISCから別に同様のコンテナ船2隻の注文を受けており、合計4隻のコンテナ船の建造を手掛けることになると言う。(NST:8/3)
|