1996-08-03 ArtNo.7085
◆<泰>3社共同でパーソナル・ハンディフォーン導入も
【バンコク】テレコムアジア(TA)、タイ・テレフォン・アンド・テレコミュニケーション(TT&T)、ユナイテッド・コミュニケーション・インダストリー(Ucom)が、3社共同でパーソナル・ハンディフォーン・システム(PHS)を導入する可能性が高まっている。
TAとTT&Tはその410万回線の固定式電話網の付加価値サービスとしてPHSを導入することを認められている。一方、Ucom子会社のフォーンポイント(タイランド)はテレフォン・オーガニゼーション・オブ・タイランド(TOT)にTOTの250万回線の固定式電話網に対して同サービスを提供するライセンスを認めるよう求めている。TOT幹部によるとフォーンポイントはセル式電話との競争に勝てず、これ以前にTOTからライセンスを与えられていた一方向通信サービスを停止したが、同ライセンスをベースにPHSサービスの提供を認めるようTOTに働きかけていると言う。
一方、TOTはバンコク地区に共同でベース・ステーションを設けることをTAに提案している。これはTOTが単独で同サービスを提供してもPHSの収入だけではカバーし切れないためで、同社としては全国4000カ所にベイス・ステーションを設けるゆとりがあると言う。(BD:8/2)
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