1996-08-01 ArtNo.7051
◆<馬>プロトン、2000年には50万台製造目指す
【ランカウィ】マレーシアの国産車製造会社プロトンBhdは今世紀末までにその年産量を今日の20万台から50万台に拡大する。
ヤハヤ・アハマド会長が火曜(7/30)語ったところによると、同氏はこの日第2回ランカウィ国際会議に出席したカンボジアのシアヌーク殿下やアフリカ諸国のトップと会談、海外におけるプロトン製造業務拡張の機会を探った。マレーシアはプロトンにとって既にハイコストな製造拠点となっているが、カンボジアは最近米国から最恵国待遇を認められており、その低い労働コストと合わせて極めて魅力的な製造拠点となりつつある。現在地元部品使用率は75%で、残りは日本から輸入しているが、もしカンボジアで部品を製造すれば、相当なコスト削減ができる。現在同社の年商は50億Mドルだが、インフレ等の要因を抜きにしても今世紀末には別に少なくとも75億米ドルを販売せねばならない。同社は目下32カ国に年間3万~4万台を輸出しており、プロトンをグローバルなブランド・ネームにすることを目指していると言う。
一方、Hicom Bhdは10月3日に国産オートバイを発表する。総投資額5億Mドルの同プロジェクトでは初年度に10万台、その後2年間に年間30万台の生産が目指される。同プロジェクトは最初から国内市場と国際市場をターゲットとしており、当初国内市場のみを対象としたプロトンよりも視野の広い戦略を採用していると言う。(NST,MBT,STAR,SA,BT:7/31)
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