1996-08-01 ArtNo.7046
◆<星>公共住宅二次市場取引、第2四半期に11%ダウン
【シンガポール】今年第2四半期の住宅開発局(HDB)アパートの二次市場における取引は、第1四半期に比べ11%下降した。
HDBが火曜(7/30)に発表した見直しデータは、これ以前に発表されたゼロ成長に比べ、一層市場の冷え込みを裏付けるものとなった。HDBによると前回発表されたデータは転売申請件数に基づくもので、今回のものは実際に転売された件数に基づいている。それによると第2四半期には8992ユニットが転売され、前四半期の1万104ユニットを下回った。特に5ルーム・フラットの転売件数は1611ユニットから1300ユニットに19.3%の最大の落ち込みを見た。以下4ルームのマイナス15%、1ルームのマイナス11.4%、3ルームのマイナス8%と続く。しかし中流所得層向けのHUDCフラットの転売数は70ユニットから127ユニットに81%の増加を記録した。
一方、不動産代理業者のデータによれば7月の各カテゴリーのHDBフラット価格は6月に比べ平均3-5%の下降を見た。3ルーム・フラットの価格は18万3000Sドルと、3.7%ダウン、以下4ルーム32万Sドル/-3%、5ルーム44万5000Sドル/-5.3%、エグゼクティブ60万Sドル/-S$2万-3万となっている。HUDCについても一部の地域ではこれまでの75万-76万Sドルから70万Sドルに軟化している。(ST,BT:7/31)
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