SEAnews 1996-07-31 ArtNo.7031

【シンガポール】シンガポール・アーツ・フェスティバル(5/26-6/27)、グレート・シンガポール・セール(6/28-7/28)、シンガポール・フード・フェスティバル(6/30-7/31)などの一連の催しが奏功し、6月にはマレーシア、インドネシア、フィリピンなどからの旅行客が急増した。
観光局(STPB)発表の6月の統計によると、マレーシア人は前年同月比17.2％増の約6万4700人(陸路を除く)、インドネシア人は7％増の約10万6650人、フィリピン人は33.4％増の約1万1700人が記録された。旅行代理店によると、マレーシア人とインドネシア人のグレート・シンガポール・セールに対する関心が大きかった一方、フィリピン人はアーツ・フェスティバルにも関心を示した。グレート・シンガポール・セールは1カ月にわたる催しだが、観光客らは初日から数日間のベスト・バーゲンを狙って早めにシンガポールを訪れたようだ。また香港からの観光客も20.5％増の約2万4480人を記録、女王誕生日とドラゴン・ボート祭の休日や、ユナイテッド航空とホンコン・バンクが提供した特別プロモーション・ツアー・パッケージがこうした増加に貢献した。6月にシンガポールを訪れた外国人旅行者の総数は6.8％増の58万6973人で、今年上半期の旅行者数は前年同期比5.1％増の360万人に達した。日本人旅行者は5％増の56万3291人、以下インドネシア、マレーシア、台湾、韓国、米国、豪州、英国、香港、タイ、中国、インドと続く。(ST,BT,LZ:7/30)