1996-07-31 ArtNo.7030
◆<星>地元IT産業改良計画に多国籍企業5社が参加
【シンガポール】国家コンピュータ局(NCB)は29日、地元情報技術(IT)産業の発展を促すため独自の地元産業改良計画(LIUP)をスタートした。
経済開発局(EDB)が1986年に導入したLIUPには、多国籍企業43社が参加、地元企業200社以上が支援を受けているが、IT産業が対象とされるのは今回初めてのこと。この日は、アバカス・ディストリビューション・システムズ、オートデスク、エレクトロニック・アーツ、マクロメディア、オラクルの5社がNCBと覚書を交換した。これらの多国籍企業5社は、それぞれ地元企業少なくとも6-8社を支援。ラダン、システム・アクセス、ホライゾン・テクノロジー、メディア21などの地元企業が世界的なITシステム統合会社、ソルーション・プロバイダーに成長するのを助ける。多国籍企業各社は関係する付加価値再販業者や事業パートナーのアップグレードや、国内サードパーティー・デベロッパーの新技術の獲得等を支援する。なおNCBは製造、観光、小売、ヘルスケアなどIT導入で飛躍的な生産性向上が期待できる分野も視野に入れ、他の多国籍企業や政府機関との提携も計画している。(ST,BT:7/30)
|