1996-07-27 ArtNo.6989
◆<馬>AST、セントラルLANを教育省に売り込み
【クアラルンプル】ASTコンピューターは今年10月までにマレーシア市場に投入する予定のローカル・エリアネットワーク(LAN)新製品“セントラルLAN”のクラス・ルームへの売り込みを目指し、教育省と交渉を続けている。
ASTのサム・ゲブラニアス重役(東南アジア担当)によると、セントラルLANは最小4つ最大16のモニターを接続でき、モニターの接続可能な数は将来32まで拡大される。教育省との交渉はまだ初歩的な段階にあるが、PC(パソコン)20台を装備する上での経済的ソルーションとして売り込みが図られる。ASTはまたマレーシア製ソフトウェアーをセントラルLANとパッケージにして市場に投入する計画で、地元ソフト会社を物色している。6カ月前にオーストラリア企業により開発された同システムの市販価格は約7000米ドル、目下日本語版の制作も進められている。東南アジアではシンガポールに次ぐ第2の市場のマレーシアにおいて、各種プロジェクトや政府部門への売り込みで成果を上げた同社は今後消費者市場の開拓に一層力を入れる計画だ。また他の域内市場開拓の機会も探っており、近くベトナムにおけるディストリビューターの募集を予定、ミャンマー、スリランカ、ネパール、韓国市場の開拓も計画している。(NST:7/26)
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