1996-07-27 ArtNo.6987
◆<馬>TNB、中国/カザフスタン発電事業への参画検討
【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)はその国際化戦略に基づき中国及びカザフスタンにおける発電民営化プロジェクトへの参加の可能性を探っている。
TNBのアニ・アロプ会長が25日語ったところによれば、これらの国は金融面で困難に直面、TNBにプロジェクトへの参画を要請したもので、同社は既に視察団を派遣している。両国はいずれも16%の投資収益を保証しているが、ハイリスクを負うことは避けねばならない。TNBはまたインドとサウジアラビアにおける発電プロジェクトへの参加の可能性も探っている。パキスタンの首都イスラマバードにおける500MW(メガワット)発電事業の金融アレンジはすでに完了、マレーシア銀行界が6000万米ドルを融資、残りの1億8000万米ドルはパキスタン政府と外国銀行が引き受ける。パキスタンは同プロジェクトの少数権益を握り、残りはマレーシア、オーストラリア、イタリア、米国が分担する。工事は既に進められており、来年には完成すると言う。(NST,STAR:7/26)
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