1996-07-27 ArtNo.6980
◆<星>東亞合成、住友と100億円の化学合弁事業計画
【シンガポール】東亞合成は住友化学と共同で100億円(S$1.31億)を投じ、アクリル酸/アクリル・エステル関連の合弁事業2件を進める。
東亞合成が25日発表したところによれば、授権資本1100万Sドルのシンガポール・アクリリクPte Ltdには、住友化学が60%、東亞合成が40%出資、年間6万トンのアクリル酸を製造、授権資本8000万Sドルのシンガポール・アクリリク・エステルPte Ltdには、住友化学が35%、東亞合成が65%出資、年間6万トンのアクリル・エステルを製造する。両プラントは共に1998年7月に完成する。東亜合成はこれらのプロジェクトに先だって昨年10月に東亞合成アジアを設立した。新会社は香港、中国及び他の地域の姉妹会社がアジアにおいてアクリルや接着剤事業を進める際の拠点となる。
以上のプロジェクトは住友化学がサクラ島に2億9000万米ドルを投じて進めるアクリル酸/メチル・メタクリル酸(MMA)製造事業の一部を成している。住友化学はアイル・ムルバウ島に第2エチレン分解装置を建設中のペトロケミカル・コーポレーション・オブ・シンガポールの出資者に名を連ねている。(BT:7/26)
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