1995-03-01 ArtNo.696
◆<星>製造/金融業、向こう半年間の業況を楽観
【シンガポール】シンガポールの製造業及び金融業は向こう6カ月間の業況を楽観しており、商業/運輸/倉庫/専門サービスも慎重な姿勢ながら比較明るい見通しを抱いている。しかし、不動産業界は先行きに悲観な見通しを抱いている。
通産省の報告によれば、製造業は昨年の経済成長のスターで13%の成長率を実現した。同部門は食品工業を除きいずれも好調で、特に電子、機械、化学の伸びが顕著だった。 証券市場の取引減少がたたり、金融・専門サービスの成長は一昨年の13%から9%に減速した。内金融業の成長率が10%、専門サービスのそれが7.8%だった。 中継貿易の活況(+18%)で商業部門も9.1%の成長を遂げた。国内取引は一昨年の4.9%から5.9%に、ホテル/レストランは5.5%から5.8%に、それぞれ成長を加速した。 建設業は一昨年は8%の成長にとどまったが、民間部門の需要の伸びで昨年は16%の成長を達成した。昨年の契約発注額は117億Sドルにのぼり、一昨年比10%拡大した。(ST,BT,LZ:2/28)
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