1996-07-23 ArtNo.6932
◆<泰>トーア、プラスチック投資で塗料/シンナーへの依存軽減
【バンコク】トーア・グループは塗料/シンナーへの依存軽減も兼ね150億バーツを投じて石油化学下流部門への進出を図っている。
Pravit Tangcravakoon社長が先週末語ったところによれば、投資額17億バーツ、年産1万5000トンのポリアセタール製造事業は既に投資局の認可を得、来年から操業を開始する。同社は更に6億~7億バーツを追加投資し、生産能力を2倍に拡大する計画だ。国内需要は8万トンで年率15%の成長を見ており、製品の半ばは輸出される。
また年産5万トンのポリカーボネート工場の建設には35億バーツが投じられる予定で、今年初に登録資本10億バーツのタイ・ポリカーボネートが設立された。同社は新会社に30%出資、他に三菱エンジニアリング・プラスチクスが60%、三菱化学が5%、三菱ガス・ケミカルが5%出資する。Map Ta Phut工業区に目下建設中の工場は1998年初に稼働する。年間国内需要は8000トンで、製品の80%は輸出される。
同社はこの他、ドイツ系フェノールChimiと合弁で年産20万トンのフェノールと同12万トンのアセトン製造事業に50億バーツを投じている。(BD:7/22)
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