1996-07-22 ArtNo.6911
◆<馬>バクン・ダム反対住民、法廷侮辱罪申請取り下げ
【クアラルンプル】サラワク州バクン水力発電プロジェクトを巡る法廷訴訟は20日やや進展を見、原告住民側が同プロジェクト元請け業者のEkran Bhdに対する法廷侮辱罪申請を取り下げた。
マレーシア高裁は去る6月19日に被告のEkran Bhdが環境法を遵守しなかったとの理由で、バクン・ダム・プロジェクトは違法との判断を示したが、その後も工事が停止されなかったことから、原告側は法廷侮辱罪に当たるとして訴えを起こしていた。しかし、高裁は7月13日の上訴審で、最終判決が下されるまで、Ekran Bhdは工事を続けることができるとの判断を示していた。この日の1時間に及ぶ法廷審理後、原告側は高裁の指示に反する活動は行わないとのEkranの法廷宣誓を受け入れ、法廷侮辱罪申請を取り下げた。(ST,BT:7/21)
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