1996-07-22 ArtNo.6908
◆<星>石原産業、US$2.5億ピグメント製造合弁破談に
【シンガポール】石原産業とフィンランド企業ケミラ・ピグメンツ・オイは70:30の出資率で2億5000万米ドルを投じシンガポールで進めるはずだった顔料(ホワイト・ピグメント:TiO2)製造事業の合弁交渉を打ち切った。
両社は先月末には年産7万5000トンの合弁事業の最終契約に調印するはずだったが、ある種の重要案件で意見の一致が得られなかった。石原産業スポークスマンは意見不一致の内容に関してコメントを控えている。また同社は計画に遅れは出てもTiO2製造事業を進める方針を確認したが、どれほどの遅れになるのか、別のパートナーを求めるのかと言った点についても、コメントできないとしている。TiO2の需要は目下低迷しており、価格も1年前のトン当たり2300米ドルから1800米ドルに下降していると言う。(BT:7/20)
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