SEAnews 1996-07-20 ArtNo.6898

【クアラルンプル】スーパー・マージ・コープSdn Bhdは向こう2年間にハイテク・エンターテーメント・センターの開発に1億Ｍドルを投じ、エンターテーメント市場における新領域の開拓を目指す。
1995年4月に払込資本1000万Ｍドルで設立されたスーパー・マージにはセガが20％、三井物産が10％、弁護士のラシド・マナフ氏に率いられるパカラン・アンタラSdn Bhdが残りの70％を出資している。伝えられるところでは、ラシド氏はレノンBhdのハリム・サアッド氏の個人権益を代表しており、ハリム氏の信任を得たノライニ・アブドゥラ重役(COO)が経営を任されていると言う。
ノライニ女史によると、1億Ｍドルにはハイテク・バーチャル・リアリティー・テーマ・パーク事業への投資は含まれない。向こう8カ月間にクラン・バリー地区の7カ所にエンターテーメント・センターを設け、3年内に全国に25センターを展開する。スグイ・ワン・プラザ2階に1000万Ｍドルを投じて設けた1023平米の最初の施設が今日(7/20)オープンする。この他、ジャラン・スルタン・イスマイルのアルカディア・グリーンやサンウェイ・ピラミッド・コンプレックスにも開設が予定され、後者には同社初のインドア・バーチャル・リアリティー・テーマ・パークが設けられる。同社はセガのエンターテーメント機器の流通権と営業権を有し、初年度に少なくとも2500万Ｍドルの営業額を見込んでいる。1000平方フィート当たりの平均投資額は100万Ｍドルで、各センターとも2～3年で投資の回収が可能と言う。(STAR:7/19)