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1996-07-18 ArtNo.6861
◆＜星＞企業市場はマルチメディアＰＣの成長領域：ＨＰ社幹部
【シンガポール】企業市場はかつてもそう言われたようにマルチメディア企業の成長領域で、シンガポールのクリエイティブ・テクノロジーやアズテク・システムズに多くの機会を提供するはずと言う。
ヒューレット・パッカードのエミリオ・ギラルディ世界コーポレートＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)マーケッティング担当マネージャーによると、企業顧客はあまり値が張らない限り、マルチメディア等の新機能に支出する用意がある。また同市場はまだそれほど開拓が進んでいない。これに反してＰＣ消費者市場は引き続き軟化基調が持続する見通しだ。市場調査会社はＰＣ市場の今年の成長見通しを下方修正しており、例えばデタクエストは現在19％と予想しているが、12－13％に下方修正するものと見られる。もし企業市場の需要が安定しているとすれば、こうした市場の軟化の主因は消費者市場に存在すると言う。
ＨＰ社は最近米国とペナンにおけるディスク・ドライブ製造業務をストップし、第3四半期の利益から1億5000万米ドルを引き当てると発表、市場を驚かせたが、これは激しい競争が展開されるＰＣ市場における照準を正しい方向に合わせる調整措置と見られる。市場調査会社ＩＤＣの報告によれば、ＨＰ社は1996年第1四半期に米国ＰＣ市場における販売成績で、前年の8位から3位に浮上、ＨＰ社のマルチメディアＰＣは既に米国企業市場の30％のシェアを占めていると言う。(BT:7/17)
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