【モロッコ】モロッコのナショナル・ファティライザー・カンパニー(NFC)は17億5000万バーツを投じてラヨン省Map Ta Phut工業区に来年末の稼働を目処に年産50万トンの硫酸工場を建設する。
NFC幹部が14日、モロッコを訪問中のチャイワット・シンスウォン工業相と共同記者会見し、発表したところによれば、同社は既にシェル及びカルテックスと原料の硫黄を購入することで合意、第3のサプライヤー、タイ・オイルとの交渉を続けている。NFCはモンサトから関係技術を導入、建設はターンキー・ベースで韓国のサンヨンに発注する。目下進めている技術コンサルタントの選考作業も今月末には完了する予定だ。製品はモロッコの同社化学肥料工場に原料として供給されるが、化学肥料工場は来年4月には稼働するため、タイ工場が操業を開始するまで、外部から原料の硫酸を調達することになると言う。(BD:7/15)