1996-07-17 ArtNo.6853
◆<馬>海事業界、コーズウェイの大橋への転換を支持
【クアラルンプル】マレーシアの海事業界はコーズウェイを取り除き、替わりに大橋を建設すると言うマハティール首相の提案を支持した。
マレーシア海事研究所(Ikmal)のジャファル・ラムリ所長は、「もし構想が実現すれば、ジョホール水道のマリーン・レジャー活動を刺激する他、パシル・グダンと建設が予定されている新港タンジュン・プルパス間の海上交通所用時間を6時間から2時間に短縮、マラッカ海峡の混雑解消にも役立つ」と指摘した。マレーシア国際船主協会(ISAM)のアブドル・ラティフ会頭も「パシル・グダンとタンジュン・プルパス間の中継貿易を促し、マラッカ海峡と南シナ海の航路を短縮する」と歓迎、マレーシア運送業者協会(FMFF)のジョンソン・ゴー会頭も「半島南部海域の海運活動を活発にし、ジョホール州に大きな恩恵を及ぼす」と支持を表明した。既にブルジャヤ・グループ子会社のブリッジコンSdn Bhdやムカル・イデマンはコーズウェイの除去と橋梁建設の請負に名乗りを挙げている。ジョホール水道の深度は6~16メートルで西部に砂州が存在するが、浚渫はそれほど難しくないと言う。(STAR:7/15)
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