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1995-02-28 ArtNo.685
◆<馬>サイム、UMBC権益買収の意図確認
【クアラルンプル】マレーシアを代表するコングロマリット、サイム・ダービーBhdは25日、国内第4位の銀行マラヤン・バンキング・コープ(UMBC)の60%権益買収交渉を進める許可を中央銀行に求めたと発表、巷間の噂を確認した。
サイム社がクアラルンプル証取(KLSE)に報告したところによれば、同社はDatuk Keramat Holdings Bhd(DKH)が所有するUMBC権益の買収に関心を抱いていると言う。サイム社の提案はUMBCの身売りドラマに新たな1章を加えることになった。同行はこれまでたびたびそのオーナーを変えており、一時はマルチ・パーパス・ホールディングズ(MPH)の傘下にあったが、MPHは、マレーシアン・フレンチ・バンクBhdの支配権益取得の代償として、UMBC権益を国策投資会社プルナスに売却した。プルナスは91年当時ディベロプメント・アンド・コマーシャル・バンクとUMBCの合併を考えたようだが、結局同構想を放棄し、93年にUMBCの60.35%の権益をDKHに6億Mドルで売却した。今日プルンナスは、国営石油会社ペトロナスと合わせて依然として34.64%のUMBC権益を握っているが、統一マレー国民組織(UMNO)と密接な関係を有するコプラシ・ウサハ・ブルサト・マレーシアBhd(KUB)に同持ち株を売却するものと予想されている。後者は現在UMBCの2.5%の権益を有する。銀行界筋はサイム社の今回の提案が蔵相の認可を得ることに問題はなく、その実政府も同買収案に乗り気なものと予想している。(NST,BT:2/27)
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