1996-07-16 ArtNo.6843
◆<馬>複数の州がフローティング・シティー開発に関心
【クアラルンプル】ジョホール・バルのJBウォーターフロント・シティー(JBWC)プロジェクトの着工以来、パイルコン・エンジニアリングBhdは複数の州から同様のフローティング・シティーの開発に関する引き合いを受けている。
しかしパイルコン・エンジニアリングのホン・リーピー会長によると、フローティング・シティーの開発を希望する3、4州の内、実現性が有るのは1州のみと言う。これはパイルにより支えられたプラットフォーム上に都市を開発するのは、埋め立て方式に比べハイコストなためで、環境保護等の上から埋立方式が採用できないが、プラットフォーム方式のハイコストを吸収し得るような条件が満たされた場合にのみフローティング・シティーの建設が可能である。JBWCの場合、中央ビジネス地区(CBD)に隣接しているため、バイヤーはCBD価格を受け入れるが、もし更に5キロ離れていたら、CBD価格を支払うものはないと言う。先頃JBWCの起工式を主宰したマハティール首相は、業界に対し埋立方式に替えてフローティング方式を採用するよう激励、ランカウィ島やラブアン島の開発にこの種の方式を採用し得ると指摘していた。(MBT:7/15)
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