1996-07-16 ArtNo.6842
◆<馬>公共部門総合通信網計画にM$1500万投資
【クアラルンプル】公共部門の総合電気通信網(GITN:ガバメント・インテグレーテッド・テレコミュニケーション・ネットワーク)構築の任を委ねられたGITN Sdn Bhdは当初1200万~1500万Mドルを投じ、GITNに必要とされるインフラを整備する。
GITN Sdn Bhdのモハド・ヒルミ・モハド・タイブ会長が、先週土曜催されたGITNパイロット・プロジェクトの記念式典で語ったところによると、全ての機材を購入し、全く新たにGITNを構築する費用は莫大な額にのぼるが、既存の施設を利用することも可能である。例えばプルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)の国民投信計画ASN/ASB全国ネットワーク、郵便局のコンピューター化された支店網、第2インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)に指定されたテレコム・マレーシアBhdが今後構築するISPネットワーク等が挙げられる。GITN Sdn Bhdは通信網やネットワーク・インフラの構築の他、政府機関に情報技術(IT)関連のソルーションを提供する。これにはコンピューター・システム、システム統合サービス、アプリケーションの開発が含まれる。同社は設計から資材調達、敷設、管理に及ぶ全プロジェクトを一手に引き受け、また有る種の場合には政府機関が望まぬ新技術導入に伴うリスクを負担する用意もある。例えば同社がある種の技術に投資し、政府機関は料金を支払ってその成果やサービスの提供を受けることができる。マレーシア行政近代化管理計画局(MAMPU)のIT担当理事を務めるアヌワル・マアロフ教授によると、GITN Sdn Bhdが細部のアレンジを引き受けることにより、政府機関のITプロジェクトが迅速、且つより柔軟に実行できると言う。(コンピュータイムズ:7/15)
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