1996-07-16 ArtNo.6837
◆<馬>ペナン企業、電子業況不振に関わらず雇用関係維持
【ペナン】ペナン島バヤン・ルパスFTZ(フリー・トレード・ゾーン)の少なからぬ多国籍企業は世界的な電子産業の不振に関わらず、労働者の整理を控え、雇用関係の維持を図っている。
米系マイクロプロセッサー製造会社アドバーンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は最近3億4700万米ドルの純損失を出したにも関わらず、ペナン工場従業員(2900)の整理は行わない方針だ。CHテオ重役(MD)によれば、同社は不況乗り切りに自信があり、また来年の業況回復を見込んでいるため、従業員の維持を図るとともに、第6世代のマイクロプロセッサーの生産を開始する来年は20~30人のエンジニアと技術者の新規雇用も予定している。こうした時期には、政府は電気/電話/廃水処理等の料金を引き下げ、業界の苦境乗り切りを支援すべきだと言う。FTZペナン・カンパニーズ協会のBram Corbijn Van Willenswaard会頭は、先週少なからぬ企業が新規雇用を見合わせていると語った。(STAR:7/14)
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