1996-07-13 ArtNo.6808
◆<馬>松下、今年はM$10億投資
【シャー・アラム】松下グループには、製造業務をマレーシアから移転する考えはなく、今年も10億Mドルを投じて業務の拡充を図る。
松下電器産業の松下正幸専務は松下グループの生産エンジニアリング展示会の開幕式の席上以上の方針を語った。それによると市場の存在するところに製造拠点を設けると言う松下の市場戦略は、労働コストの変動やインフラストラクチャーにより左右されない。一旦工場を設ければ、たとえ賃金が上昇しても、製品の内容に調整を加えること等で対処し、工場を維持する。今年投資される10億Mドルは生産の拡張や自動化に当てられる。また最近のMドルの対円相場の上昇から日本からの部品輸入を拡大すること等を検討していると言う。一方松下電器産業(M)Bhdの宮本重役(MD)は、最近アンワル副首相に1米ドル=2.5-2.6Mドルのレートを維持するよう進言したと言う。(NST,MBT,STAR:7/12)
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