1996-07-13 ArtNo.6802
◆<星>独サーバー・ソフト会社SAP、地域本部開設
【シンガポール】世界のクライアント・サーバー・エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアー市場の34%のシェアを握るドイツ企業SAP AGは今年のアジア売上が昨年の138%に続き140%の成長を遂げ、向こう3~4年間も年率100%の成長を維持するものと予想している。
SAP共同創設者でもあるDietmar Hopp会長が11日のアジア太平洋地域本部開所式に先だって催された記者会見で語ったところによると、アジア太平洋地域は、昨年の19億米ドルの同社世界売上の10%を占めたが、2000年には3分の1に達する見通しだ。チャイ・チー・インダストリアル・パークに設けられた新オフィスはゲートウェイの旧オフィスの2倍で、同社アジア・ビジネスの中枢を務めるとともに、クライアント・サーバー用ビジネス・ソフトウェアー“R/3”の地域支援センターの役割を担う。来賓のワン・カイユエン国会議員が開所式の席上語ったところでは、SAPは国家コンピューター局(NCB)及び経済開発局(EDB)の支援下にソフトウェアーのローカル化を進めているが、EDBは発明開発計画の下、情報技術(IT)領域の新製品やサービスを開発する外国企業に税制奨励措置を適応していると言う。(ST,LZ:7/12)
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