1996-07-12 ArtNo.6796
◆<馬>バクティ・コムテル、ターンキー契約で売上拡大目指す
【ペナン】スブラン・プライ工業団地で通信機器の製造を手掛けるバクティ・コムテル・マニュファクチュアリングSdn Bhd(BCM)は、来年第1四半期までに一連のハイテク製品の製造に乗り出すとともに、ターンキー請負製造方式を導入する。これらにより同社は売上の大幅増を見込んでいる。
与党統一マレー国民組織(UMNO)傘下のヤヤサン・グラ・バクティ社が70%出資するBCMのD.Vidya工場長が10日催されたデジタル・イクウィップメント製アルファー・サーバーとCA-MANMAN/Xマニュファクチュアリング・リソーシズ・プラニング・システムの購買契約(M$50万)覚書調印式後語ったところによると、新たに製造が計画されるハイテク製品には、パワー・センサリング・メーター、セキュアード・コミュニケーション、レーダー部品、カセット・デッキが含まれる。これらの製造のため600万Mドルが投資され、製品は全量輸出される。払込資本250万Mドルの同社は目下2万3000平方フィートの工場で操業しているが、来年初にはクダ州のクリム・ハイテク・パークに移転する。同社はまた研究開発(R&D)に500万Mドルを投じる計画で、これによりモトローラ社の技術移転スキームから独立して、直接多国籍企業とビジネスできるようになる。同社は先月のシンガポールに続き、米国と英国にマーケッティング事務所を開設する計画だ。同社の売上は昨年の500万Mドルから今年は4000万Mドルに拡大するものと見込まれている。(NST,MBT,STAR:7/11)
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